ドメーヌ・コーセイ 片丘メルロ2019 アメリカン オーク
塩尻市・片丘に昨年開場したドメーヌ・コーセイさんのメルロをいただきました。
塩尻市片丘に圃場を開墾されて5年‥待ちに待ったリリースです。
今回は、フレンチオーク樽と、アメリカンオーク樽で熟成させた２アイテムがリリースされています。
早速、アメリカンオーク樽で熟成されたメルロを抜栓しました。
アメリカンオーク特有のやや甘い香、含むとシルキーなタンニンが印象的です。若々しさはありますが、時間と共に色々な表情を見せてくれそうなメルロです。
数日に渡り、表情の変化を楽しみたいと思います。
初日は、地元で捕獲された鹿のモモ肉と一緒に楽しみました。鹿肉は猟をされているかたから獲れたてを分けて頂きました。大地の恵みに感謝です。
今シーズンは、味村氏が率いるドメーヌ・コーセイさんの収穫に何回か猫の手としてお邪魔しました。
桔梗ヶ原より標高の高い片丘は、西向きの圃場で日照時間や風通しも良く期待される地区です。その片丘でも標高の低い地域に圃場が広がっています。
手入れの行き届いた圃場で、不良果も少なく健全な房が実っていました。
収穫から数週間後にアルコール発酵が終わりプレスを行うとの事で、その様子を拝見にお邪魔しました。
タンクを開けると、メルロの華やかな香りが立ちこめます。タンクの下部にたまった果皮を搔きだしプレスです。
大型のバスケットプレスでプレスされる果汁から、果実味とタンニンを感じさせる香りが立ち上がります。
昨年は、初仕込みであった事から略同じ条件で発酵させたそうですが、今年は圃場毎にメルロの個性を見て条件を工夫されているそうです。
2020ヴィンテージのリリースが心待ちです。
今日も最後までお付き合いありがとうございます。