十勝ワイン・ワイン城を訪ねました
7月の終わりに北海道・池田町にある十勝ワインを訪ねました。
丘の上に建つワイン城は、遠くからも目に付くヨーロッパの古城を思わせる個性的な建物です。このワイン城を見ると、道東・十勝に来たな‥と実感が湧きます。
さて、ワイン城の正面の入り口へ。アプローチのレンガにも葡萄があしらわれている凝った造りです。
中に入ると、外光が適度に差し込む開放的なショップスペースに、ワインが陳列された商品棚が目に飛び込んできます。圧巻の陳列です。
こんなに十勝ワインのラインアップがあったのか‥と思います。
試飲カウンターも新しくなりました。以前のカウンターに比べ、明るく、ゆったりしています。
この日は、ヴィンテージ(白)、バッカス、ツヴァイゲルトレーベのテイスティングをしました。
バッカス、ツヴァイゲルトレーベは十勝では栽培が難しいため、後志からの買葡萄だそうです。
昨年の日本ワインコンクールでツヴァイ2016が銀賞を受賞されていましたが、2017ヴィンテージも良い仕上がりになっており、主観的には2016ヴィンテージ以上の出来栄えです。
ワイン城内の見学ルートは、コロナ対策でしょうか一部閉鎖されていました。
十勝ワインの特徴である500リットル樽は窓越しで見ることが出来ました。このワイン樽、木目がかなり詰まった良い樽を使われています。
新樽で購入すると結構なお値段の樽です。樽の使い方が上手いのも十勝ワインの特徴かと思います。
ワイン城の敷地内には、池田町出身のDREAMS COME TRUE の吉田美和氏にちなんだ山幸の畑があります。意外と知られていないのでしょうか?訪れる方見たことありません😁
ちなみに、この畑の葡萄で醸造された特別なワインも販売されていました。
ワイナリーに隣接する畑に足を伸ばしました。
初めて見る方には驚くかもしれませんが、土がむき出しの畑です。凍害から葡萄の木を守るため、冬期は枝を垣根から外して地中に埋めるためです。
雪が多い後志や空知であれば、雪に埋まり凍害から守ることが出来ますが、十勝の積雪は少ない事から、この様なご苦労があるそうです。
この苦労があって、山幸や清舞など十勝ワインを代表する葡萄が実ると思うと、一層味わい深いワインとなります。
今日も最後までお付き合いありがとうございます。