![塩尻マスカット・べーリーA ミズナラ樽熟成2014](https://nakiusagi.net/wp-content/uploads/2020/08/23943333-1914-4E8B-9652-69B5AB1660B1-1140x641.jpeg)
塩尻マスカット・べーリーA ミズナラ樽熟成2014
サントリー塩尻ワイナリー、塩尻マスカット・べーリーA ミズナラ樽熟成2014をいたきました。
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過去のヴィンテージも何度となくいただいていますが、いつも思うのが個性の強いMBAと、同じく個性の強いミズナラ樽との相性が気になります。
2014ヴィンテージはどうでしょうか‥。
MBA特有のイチゴジャムを煮詰めた感は控えめで奥深さを感じます。樽由来でしょうか、白檀などオリエンタルな香を感じます。
以前のヴィンテージでは、樽香が前面に出てしまって個性が強すぎるワインと印象を受けていましたが、このヴィンテージは不思議な感覚がありますが、上手く纏まっていると感じます。
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塩尻駅から最も近く、歴史も長いワイナリーです。普段は公開されていませんが、ある時にご案内いただきました。
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ワイナリーの入り口からも、セラーがあるのが分かります。
そいう、エチケットをよく見ると塩尻ワイナリーのセラーが描かれています。黎明期にドイツ人技術者を迎え入れて醸造が行われていたこともあり「第一ケラー」の文字があります。
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半地下構造のセラーで、土中温度の恩恵を受けて年間一定の温度を保つそうです。この半地下構造のセラーは、メルシャン桔梗ヶ原ワイナリーでも見られる構造です。夏の暑さだけでなく、冬の寒さからも守ってくれます。
セラーの中へ‥。大きなラックが目に飛び込んできますが、現在は使っていない様子です。キョロキョロと見渡していると、お目当てがありました。そう、ミズナラ樽です。
他の樽と変わりありませんが、どことなく日本製の樽の質実剛健さを感じます。
醸造場も拝見しました。小規模ですが整然と設備が並び、作業性の良さが伺えます。
駅から近いこともあり、施設公開の機会が増えれば良いですね。
今日も最後までお付き合いいただきありがとうございます。